ハイブリッドバッテリーの劣化
ハイブリッド車はエンジンと電力によるモーターを動力にしている。最近であればケータイ電話などで皆さんが経験していることと思いますが、長く使っていると電池が劣化してくる。体感として「電池の持ちが悪くなった」みたいな感じ。
ハイブリッド用のバッテリーは、プラグインで無い限り、走りながら充電もこなすのだけれども、蓄える電力量が減って来る感じは、ケータイ電話のソレと同じ感覚。
ついにウチのインサイト(ZE1)はIMA警告灯が点灯してしまった。こうなるとどうしようもない。
ディーラーへ持ち込むと、バッテリー本体の交換とコンピューター(写真の2つのお弁当箱的なモノだと思う)の交換で合わせて50万円。しかも、これで確実に直るとも言えないらしい。賭けとして50万は大きすぎる。
結果として、新しいクルマの購入を進められるのだけれども、ZE1に乗ってるユーザーに対してZE2を薦める営業さんは分かっていないと思う。好き好んでこんな迷車を選ぶドMなユーザーに、ZE2(2代目インサイト)は少々物足りないでは無いか。笑
悩みに悩んだところで手を差し伸べてくれたのが、この車を販売してくれた目白自動車さん。中古のバッテリーで且つ、諸々の保証がつけられないことを前提に、バッテリー交換を提案頂きました。地獄に仏とはコレまさに。
ディーラーでの交換を考えれば大幅に身の丈に合う価格で、即決で依頼させて頂きました。
到着と同時に現在のIMAバッテリーの取り外しと、中古バッテリーの積み直し作業となります。半日作業でしたが、無事に終了。その後400km近く高速道路と渋滞道路など走行していますが、現状ノントラブルです。
ハイブリッド車両については、まだまだコレから色々出て来るタイミングだとは思っている。特に初期型インサイト(ZE1)や初期型のプリウスはハイブリッドバッテリーの交換が1度は行われている頃。市場を走る実験車両として考えている感じかな?ディーラーでも「?」と扱われる症状も少なく無い。
新車でも購入価格は一般車両と同じくらいの価格にはなってきたけれど、結果としてこうした大きめの修理の可能性があることも考えていた方が良いのかもしれない。現在はバッテリーも安価に、そして長持ちする様になって来ていると思うけれども、今同じ状況下にあるのは100%電力の電気自動車かもしれない。
ただ、初期の頃の新システムは小細工が効くというか、手を入れる余地があるのも事実。昔ながらのエンスーの方は、この辺りに楽しみを見出している様にも思う。