Ferrariの匠と出会う

フェラーリを通して出会ったオーナーの方に、とある場所へ連れて行って頂きました。そこは、メンテナンス依頼の為、全国からフェラーリの集まる場所。ひとりの素敵な男性の居るガレージ。

その方は複数の正規ディーラーにて経験を積まれた後に、独立されているとのことで、知識や経験が溢れている。とはいえ、正直なところこれくらいしか、その方の背景を知らないのですが、フェラーリから下ろされたエンジンを整備しながら、ものすごくフランクに話をしてくれる。そして、その会話がマニアックな機械的な内容であっても聞いていて分かりやすい。解説がいちいち的確なのだろう。僕みたいな素人相手に、これはすごい事だと思う。

一時期とは言え、メカニックに興味を持った自分として、この男性の生き方に興味を持ち、一気に引き込まれた。もっともっと話をしたいと思う方と出会ったのは久しぶり。その男性の話は、けして飾らず、内容は全て本音だろうと。

こんな方居るんですね。驚きました。そして、少し羨ましかった。ご本人はどう感じているのかは聞いてみなければ分からないけれど、こんな風に、好きな車に囲まれて生きる生き方もあるのだと。

車にも好かれている人なのだろうと思う。

思ったより近くにこうした方が居ることに驚くと同時に、自分に知らない世界が多いことを知る。
クルマって面白い。こんな素敵な人間をつくりだしてしまうのだから。