マセラッティユーザーなら知っている!?Tレバー故障問題
なんとなく恒例化してきた、ユーザー探訪的なエッセイです。今回もマセラッティ カンビオコルサのオーナーと話をしてきました。すると、マセオーナーが悩む特有のウィークポイントがあるとか。早速オーナーコメントです。
この年代のF1マチック(カンビオコルサ)のバックギアレバー、Tレバーと呼ばれる物は一旦上に上げてロックを解除。手前に引くとバックに入る。この個体は最終型なのでクアトロポルテと同じタイプ。
このロック部分を無理に引いてロックの爪を折ってしまうケースが多いらしい。
実は初めからロックが効かずそういうもんかと思っていたけど、大変な事になる。
これロックが効かないだけで済めば良いけど、レバーの軸も疲労するのでいずれレバー自体が動かなくなり、ドライブや、バックでギアが固定されてしまい
不動に陥る重大な問題なのだ。これになった場合この部分のユニット交換になる。
取り寄せで1ヶ月近く時間がかかる上、高価だ。30万近くする。
中古も相性があるようで、診断機にかけるらしい。これ自体が直るのが一番良い。
中古もあるようだがそううまくここだけ中古の在庫がある訳ではない。
幸運にも?専門店に立ち寄った際にそれを指摘されたので、注文は検討する旨を告げてなんとか30万かけずに直せないか試しいと、中古で同じユニットを探して購入。ダメ元でも試してみる価値はある。
少し仕様の違うクアトロポルテのものだが分解してみた。
何の事はない、アルミ部分の一部が金属疲労で折れてしまうのだ。イタリア車らしい。
この部分をさらに丈夫な金属で鋳造屋に頼んで作ってもらい折れないよう鋼鉄で芯を入れた。部品交換でさらに丈夫に改善されたのでこれを商売にしようかしらと思うほど。
毎回オチが「商売に出来るかも」で締めますが(笑)、需要は確かにありそうです。ものづくりや、モノの扱い方の文化の違いでしょうか?イタ車に限らず、外車の部品の中に驚くほど華奢な部品を見つけることがあります。